M5Stack用非接触温度センサユニットを試す

 最近は M5Stack のセンサーユニットをいろいろ試している感じになってますが、今回は非接触温度センサを試してみました。何かアイディアがあるわけではないのですが、いろいろと応用範囲が広そうかなと思っています。

www.switch-science.com

f:id:akanuma-hiroaki:20190323150151j:plain

M5Stack への接続

 ユニットの裏面を見ると、 PORT.A.I2C ということで、 M5Stack の Grove コネクタの A ポートに接続すれば良いということがわかります。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145931j:plain

 なので付属の Grove ケーブルを使って M5Stack 本体左側の Grove コネクタに接続します。接続はこれだけで OK です。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323150021j:plain

UIFlow でのサンプル実装

 UIFlow でサンプルを実装してみます。まずはユニットを追加するために、エミュレータ下の ボタンをクリックします。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145344p:plain

 ユニットのリストから、 NCIR を選択し、ポート選択のプルダウンからは A を選択して OK をクリックします。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145453p:plain

 すると UIFlow に NCIR ユニットが追加されます。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145540p:plain

 Units メニューには NCIR メニューが追加され、センサーからの値を読み取るためのブロックが使用可能になります。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145630p:plain

 このブロックを使ってサンプルを実装してみます。やってることはシンプルで、1秒ごとにセンサーの値を画面に表示するだけです。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145718p:plain

動作確認

 これを実機で動作させると、下記写真のようにセンサーで取得した温度情報が画面に表示されます。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145818j:plain

 試しにコーヒーの温度を測ってみると下記のような感じになりました。

f:id:akanuma-hiroaki:20190323145846j:plain:w400

動体検知の動作確認

 先ほどのサンプルの待ち時間を 1秒間 から 0.1秒間 に変更すると、センサー前を人が横切った時などに検知できるようになります。動作確認の様子は下記の通りで、人の身体がセンサー前を横切った時に検知温度が高くなります。

まとめ

 温度情報を取得するところまでは、センサーの接続から含めて超お手軽にできてしまいました。温度情報をそのまま使うだけでなく、動体検知もできるので、使用用途を考えてみたいと思います。