RSpecで現在時刻に関連するテストをするときに、Rails4.1からはTimecopを使わなくても ActiveSupport::Testing::TimeHelpers の to_travel というメソッドを使って現在時刻を設定することができます。
たとえば、下記のように現在時刻を返すメソッドがあるとします。
class Foo def now Time.now end end
正しく現在時刻を返しているかのテストは下記のように書けます。
travel_to Time.new(2014, 11, 24, 9, 30, 0) do foo = Foo.new expect(foo.now).to eq(Time.new(2014, 11, 24, 9, 30, 0)) end
travel_toで現在時刻を設定しているので、expectで評価するときに決まった時間を書いて比較できます。
ですがもしnowメソッドでDateTime.nowを返していると、to_travelでは対応できません。
class Foo def now DateTime.now # <- to_travelで設定した時間ではなく現在時刻が返る end end
その場合にはやはりTimecopを使う必要があります。Gemfileには下記のようにgemを追加。
group :test do gem 'timecop' end
テストは下記のように記述します。
Timecop.freeze(Time.new(2014, 11, 24, 9, 30, 0)) do foo = Foo.new expect(foo.now).to eq(Time.new(2014, 11, 24, 9, 30, 0)) end
travel_to が対応しているのは Time.now と Date.today のみのようです。
travel_to(date_or_time, &block)
rails4.1からのtravel_toをrspecで使う